色のふしぎ


色のふしぎ
2007年1月作成



光 ひかり



白光(太陽光線)が分光器を通過すると、それぞれの屈折率の違いから”赤、橙、黄、緑、青、藍、青紫”の7色に分散した色の帯(スペクトル)が現れます。
そのうちの、赤、黄、青の光を混ぜると元の白色(透明)の光線になります
が、絵の具のような人工の塗料の場合は混ぜると黒色になってしまいます。

光は電磁波です。
肉眼では波長が一番長い”赤”から見え始め、最後は”紫”になり、そして紫外線になって見えなくなります。
ところでこの紫外線は、「からだによくない」イメージがありますが、実は大切な役目をもっています。
人体に当たると半分は皮膚で反射されるものの、残りは取り込まれ、熱に変わり、ビタミンDを生成しているのです。

さて、赤、橙、黄の暖色系の色の波長は長く(夕日や朝日の光線が赤系なのもそのせいです)、青、緑、藍、紫は短いです。
この波長の長さの違いによって、物の見え方がかわってきます。
例えば海が青く見えるのは、短い波長の寒色系光線だけが水を通過できるから。
また光が強くなれば光線も強くなりますので、その海の色はもっと青く見えます。




色彩 しきさい



光はすなわち色です。
わたしたちは、光が当たらないと、色を認識できません。

例えば木の葉の場合、葉が緑の波長だけを反射し、残りの色を吸収してしまうため、わたしたちには緑色に見えます。
そう、私たちが普段感じている色は、主に物体表面から反射される光のスペクトルの一部なんです。
ですから、光があって初めて、色が生まれるんですね。

色彩を判別する能力は育った環境で変わるそうです。
そして日本人には、他のどの民族よりも多くの微妙な色彩を見分ける能力があるそうです。
その数はなんと約10、000色!

理由は、この国の四季がはっきりしているせい。
私たちの脳が、季節の移り変わりによる自然の微妙な色彩の変化を記憶し、その記憶がDNAを通じ、綿々と受け継がれているのだそうです。

ちなみに日差しの強い南国で育った人の場合は、赤色感覚が、寒い国で育った人の場合は緑色感覚の方が発達しているといわれています。
またこの日差しの強さの違いが目の色の違いを生み出しています。
しかも目の色によって、大脳皮質(大脳の表面、知覚する場所)の反応が変わるそうです。
ということは、目の色によって感じ方が微妙に変化するとも考えられます。
国民性や文化の違いはここからも来るのかもしれませんね。

ところで南国で生まれ育った人は派手な明るい色を、寒い国の人はパステルカラーを好む傾向があります。
暖かい国の人は『陽気で外向的』、そして寒い国の人は『おとなしくて内向的』といった性格のイメージがありますが、これらは彼らが好む色が持つ共通の印象にも通じていますね?

実はこのような色の好みの違いを『パレット効果』と呼びます。

南国育ちの人は「冴えた色を日常的に使うことで生理的または感覚的に満たされます」。
寒い国の人の場合はその逆になります。

このように色の好みは、生まれ育った(体質、遺伝的な)場所の太陽光線や空気の透明度に大きく影響されているようです。

さらに驚きの事実があります。
人間は皮膚で色を見ることができます。

太古の昔、人類の祖先には目という器官がありませんので、”触覚”が目の代わりをしていました。
やがて進化していくうちに”目”が出来、するとその"器官"は陥没し、皮膚に散らばりました。
そしてこの時の"古い能力"は今でも私たちの身体に残っているそうなんです。

それを裏付けるよな実験があります。
目隠しをした人の背中側から光を当てたら、身体が光に反応し、そちらを傾いたそうです。
また、他の実験では、やはり目隠しした人たちをそれぞれ、赤い部屋と青い部屋に連れていきます。
しばらくしてから体の変化を調べました。
すると、赤い部屋にいた人の血圧は上がっていて、青い部屋にいた人は下がっていたのだそうです。
こうした反応も、"皮膚が色を感じているから" と言えるのではないでしょうか。

盲目の人、”ヘレン・ケラー”も生前、「色が識別できる」と話しています。
匂いを嗅いだり触っただけで、色や色の違いがわかったのだそうです。

最後にもう一つのお話を。
友人から聞いた話です。
彼女の子供が通っていた保育園では、子供たちの感性を高める目的で、色を使った「遊び」を取り入れていたそう。
赤、青、黄色の三色の紙が用意され、それぞれの紙を子供たちに触らせながら、「赤は熱い」、「青は冷たい」、「黄色はあたたかい」と教えます。
その後すべての紙を裏返しにし、トランプの神経衰弱のように色を当てていく、という遊びだったそうです。
すると驚いたことに、ほとんどの子供たちが色を当てたそうです。

ということで、光は生命をはぐくむエネルギーであり、色でもあります。
紫外線の効果のように、色は心だけでなく体にも影響を及ぼしています。




光と振動



生物でも静物でも、どんなものでも、元々は元素からできています。
原子はその中にある電子の運動のせいで、常に回転して(動いて)いるそうです。

物体や物質の違いは「その振動率の違いによる」といわれ、それは、原子の中の電子の数や配列の差だったり原子の結合力の差だったりします。
ということは、原子からできている人間も光と同じように振動しながら生きていると言うことになります。

そして人の心も振動しています。
と言うのは、感情や精神を司る前頭葉や松果体、下垂体はなんと10の30乗以上の振動をすることがわかっているからです。
ですので意識や思考も波長のある振動なんですね。
ちなみに人の意識や無意識は]線でも通過できないような密度の濃い固体でも貫通できるそうですから、テレパシーの存在も十分ありえるわけです。

元素は常に振動していて、この振動が光や色の波長(ということは振動)と共鳴しあいます。
そしてシナジー作用(共力作用)が起こります。
シナジー作用は共鳴効果を倍増します。

この共鳴という作用の考え方は、光だけでなくあらゆる個体同士にも当てはまり、文字や言葉も声に出すと振動に変わりますことから、数秘術の効果にも通じています。




色の効果



どんな物事にも固有の振動エネルギーが発せられているおかげで、さまざまな個性や特徴が生まれます。
そして、同じか似た同士が”近づく”と、惹きつけあい、共鳴しあいます

それぞれの色に対してどんな人も共通して感じる感覚や印象(共感感覚)というのがあるように、その感覚やイメージ自体が、その色を引きつけることがあります。
「今日は赤い服が着たいなぁ」とか。
他には、「理由はないけど好き」とか「気にかかる」と言う色もあります。
そうした色は自分の心や体の振動の波長、状態にマッチしているんですね。
この現象を応用したのが、カラーセラピーです。

それぞれの色にはシンボル(象徴)化されたキーワードがあります。
そしてそのキーワードを利用し、ある人が選んだ色を通して、その人の心理状態、個性、性格を推測することが可能になります。

カラーセラピーが一躍脚光を浴びたきっかけになったのが、英国生まれのカラーセラピーである、オーラソーマです。
オーラソーマのリーディングでは、4本のカラーボトルを選びます。
特に一番最初に選んだボトルはその人自身を表わしているとみなします。

が、同じ色のボトルでも、その時々の心境や体調の違いで見え方や印象が変わります。
また1つの色のキーワードは、プラスとマイナス両面の意味を合わせて80以上あると言われてます。
セラピストはそれらを "読み分け"、解釈してゆきます。

最後に、変わった色の使い方もご紹介します。
ある色を見てから、白い壁をじっと見つめていますと、別の色が見えてきます。
その色を、補色と言います。
色のグラデーションでできている色相環の、反対側にある色です。

補色はその名の通り、元の色を補う色。
ですので、例えばイライラしている時に「赤」のイメージが強かったら、補色の「青」いものを眺めたり身体で触れられるようにすることで、心が落ち着き、イライラが静まってくることがあります。
補色は、普段はさほど目立たない存在です。
けれどいざという時、心身のバランスを取るなど、重要な役割を果たします。

心身や感情のバランスが取れていると、健康になりますし、雰囲気やオーラも!きれいになって輝きを増してゆきます。
さらには共鳴効果で、同じく「良きもの」がどんどん惹きつけられ、集まってきます。
その出会いの中には大事なチャンスをくれるソウルメイトたちや、生涯を共にするライトパーソンがいるかもしれません!
そのために、身近に溢れる色のパワーを使って、バランスを取り、ご自分の中を良い気の流れやえねるるぎーで満たしましょう。

ということで、色は心のコンディションを的確に教えてくれる身近なアドバイザー。
もしも気になる色があったらその意味を調べてみてください。



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